
Javaって将来、自分の役に立つプログラミング言語かな?

文系の私でも学習できるのかな?
これから学習するプログラミング言語がJavaでいいのか、迷っている人もいるかもしれません。プログラミング言語ってどれも英語や記号がいっぱいだし、違いが良くわかりませんよね。
そこでこの記事では、Javaを含めこれまで10以上のプログラミング言語をマスターした経験を踏まえ、Javaの特徴や用途、学習難易度を紹介します。Javaの将来性や最近の求人についてもまとめて解説します。
この記事を読めば、あなたにJavaがピッタリかどうかが分かりますよ。
Javaとは?
Java(ジャバ)は金融系システムや業務システム(企業内で社員などが使うシステム)、Androidアプリでよく使われている言語です。
Windows・Mac・Linux・Androidなど、様々なOSで動作します。かつてはdocomoやauのガラケーでもJavaが動作していたほど、カバーエリアが非常に広い言語です。
2000年頃から利用頻度が急増しています。
Javaの特徴
プログラミング言語の特徴として曖昧さがなく、読みやすい特徴があります。また、大きなプログラムを役割ごとに分けて構成するオブジェクト指向に対応しています。
Javaは、プログラミングを実行する前に、プログラムコードを厳密にチェックした上で最適化する「コンパイル」を行うのが特徴です。
そしてコンパイルされたプログラムは、JVM(Java Virtual Machine)上で動作する仕組みになっています。
Javaの利用用途
Javaは、サーバー側でデータベース処理などを行う「バックエンド」と、Androidアプリの画面表示などを行う「フロントエンド」の大きく2つの用途で使われています。
バックエンド処理
バックエンドでの用途としては、正確さが求められる金融系サービスや業務システムでよく利用されています。「コンパイル」という作業で、プログラムのエラーを事前チェックできるので、Javaが適している分野です。
プログラムをチームで分担して開発し、後から結合するという方法が使える言語なので、大規模なシステムに向いています。
Androidアプリ
フロントエンドでの用途としては、Androidアプリです。Androidアプリの画面表示やカメラ操作、プッシュ通知など、あらゆる処理をJavaで制御できます。

ってことは、Javaをマスターできたら、バックエンドでもフロントエンドでも活躍できるってこと?

そう。だけど、フロントエンドといってもAndroidアプリだけになる。Webサイトのフロントエンドエンジニアとして活躍するには、Java以外にHTML・CSS・JavaScriptを勉強する必要があるよ。
Javaの学習難易度
Javaは完全なオブジェクト指向言語で、コンパイルも必要な言語なので、学習難易度としては高めです。最初のとっかかりで苦労するかもしれません。
Javaはプログラムコードがかなり厳密なので、ちょっとした記述ミスでコンパイルエラーになったりします。また、コンパイルが通らないとプログラムも実行できないので、学習が何も進みません。新人社員研修やプログラミングスクールなど、すぐに質問できる人がいれば別ですが、独学の敷居は高いでしょう。
しかし、この壁を乗り越えることができれば、Androidアプリやサーバー側のバックエンドプログラミングができることになるので、得られるメリットも相当大きいです。

やっぱりJavaは難しそうね。。

フレームワークを使うと、プログラムが簡単に書けたりしますよ。この後、解説しますね。
Javaのフレームワーク
Javaでプログラミングを行うとき、1からすべてを作ることは少ないです。普通は、ウェブサイトでよく使う機能が組み込まれている「フレームワーク」を使うことが多いです。
フレームワークを使うと、データベース処理が短く書けたり、セキュリティが向上したり、便利な機能が使えたりするので、使わない手はありません。
Javaの代表的なフレームワークには次のようなものがあります。
- Spring Framework
- Play Framework
- Struts
Javaのバックエンドプログラマを目指すなら、これらのフレームワークに触れておいた方がいいでしょう。
Javaの将来性
Javaは使いやすさや機能の改善を繰り返し、最新バージョンはJava 16です。現在は、年2回の頻度でバージョンアップが行われていて、今後ますます使いやすい言語になっていくでしょう。
Androidアプリは、これまで1000万本ほどリリースされており、これからも様々な業務や利用シーンにあったアプリが求められることは間違いないでしょう。Javaを習得すれば、Androidアプリエンジニアとして活躍できるはずです。
ただし、サーバーサイドでのJava利用については気になる点もあります。
2019年にJavaのライセンスが変更され、商用利用(個人利用以外)ではバージョンアップが有償になりました。企業でのJavaの利用が急激に下がることはありませんが、長い目で見ればバックエンドでのJava利用が少しずつ減っていくことも考えられます。
Javaの求人
転職サイトを見ると、プログラミング言語の中でJavaの求人数がトップです。需要も十分にあることが分かりますね。
業種は多岐にわたりますが、金融・保険・医療関係や生産管理・在庫管理といった業務システムが多いです。Androidアプリだと、ゲーム系もあります。
未経験の月収は20万~30万くらいですが、1~3年の経験があると月収30万~40万くらいが多いようです。

Javaは就職や転職に向いてそうだね。

IT業界に支持されている言語なので、これからもJavaの引き合いは強いと思うよ。
Javaの学習の進め方
Javaの学習のポイントは、オブジェクト指向やクラスローダーといった基本の考え方を理解することと、プログラムを実際に書いて動かすことを何度も繰り返すことです。
Javaの書籍やWebサイトはたくさんあるので、学習題材に困ることはありません。Eclipseという無料の開発ツールがあるので、これでプログラムを実際に書いて動かしてみましょう。
ですが、独学で進めると、プログラムがうまく動かなかったり、書き方が分からなかったりしたときに解決できなくなってしまいます。学習効率も悪いので、身近に質問できる人がいたほうがいいでしょう。

誰も質問できる人なんていないよ。どうすれば?

プログラミングスクールの講師に質問するという手があるよ。
Javaが学べるプログラミングスクール
プログラミングスクールでは、メンターと呼ばれる講師がJavaに関する質問にチャットで答えたくれたり、ビデオ会議で図を描いて説明してくれたりします。
「1人でJavaを学習したい!」と思っていた人でも、メンターがいれば疑問が出ても安心ですよね。
- プログラミングのオンラインスクールCodeCamp
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