
IT業界に転職するにはどんなことを勉強すればいいんだっけ?

プログラミングスクールで学んだことは、転職後も役に立つのかな・・・

エンジニア転職後に実際の現場で役に立つスキルを教えます!
プログラミング未経験者が独学でプログラミング学習を始めても、仕事に必要なスキルが身に付かず、転職活動や転職後に苦労するケースがあるようです。
そこでこの記事では、「現場に入る前に身に付けてほしい7つのスキル」を、ITエンジニア20年の経験を踏まえて紹介します。
この記事を読めば、プログラマーとして活躍するための道筋が見えてきますよ。
プログラマーに必要な7つのスキル
IT業界でプログラマーとして活躍したい人に、ぜひ身に付けてほしいスキルを7つ選びました。
- プログラミングの基礎スキル
- 質問するスキル
- 問題に対処するスキル
- プログラムの設計スキル
- チーム開発のスキル
- ITの基礎知識
- 技術をアピールするスキル
よくある誤解は、プログラマーはプログラミングしかしていないから、プログラミング言語だけマスターすれば活躍できるはず、という考えです。
実際、プログラマーは一人で黙々とプログラムを書くこと以外にも、いろんな作業をしてします。なので、プログラミングスキルだけでは十分ではないのです。
そのあたりを詳しく説明していきます。
プログラミングの基礎スキル
まず、プログラマーとして重宝されるスキルのNo.1は、プログラミング言語の基礎スキルです。
未経験の人にとっては、特にプログラムの概念をどれだけ理解できるかが勝負です。本やWebを読んだだけで概念を理解できる人はまずいないでしょう。誰かに説明してもらったり、自分でプログラムを書きながら理解していくのが普通です。
プログラムの実行方法は、サーバーにプログラムをインストールして、動作させるという作業も含みます。Linuxのコマンドラインの使い方や、Apacheの設定といった知識がなければ、一人前のプログラマーとは言えません。
質問するスキル
プログラミングしていると、「言われた通りにやったのに動かない」ということが良く起こります。その時「動きません」とだけ言って職場の先輩や同僚を頼ろうとするのは、間違いです。
なぜなら、「動かない」原因は無数にあるので、単に「動かない」という情報だけでは何も解決できないからです。なので、状況を整理して正しい質問をするスキルが必要になります。
正しい質問の仕方は「いつから」「どこで」「何をしたときに」「どんなエラーや現象が」「どれくらいの頻度で」起きるのか、を詳しく説明することです。
質問する相手がいないときは、プログラミングスクールを活用するのも1つの手です。プログラミングで困ったときに、講師に質問をしてみましょう。最初はうまく質問できないかもしれませんが、やり取りをしているうちに、何を伝えればよいのか分かってきますよ。
上手に質問できる人は成果を出せる人です。学習スピードも格段に上がり、プログラミングも楽しくなっていきます。もちろん転職後も期日までに仕上げるという目標を達成できるようになるはずです。他人に相談できず、自分一人で悩み続ける人は、「15分調べても分からなかったら質問する」のように時間でルールを決めてしまうと良いでしょう。

そっか、1人で悩む必要はないんだね。

もちろん自分なりに調べたりすることは必要だけど、詰まったら周りの人に協力してもらおう!
問題に対処するスキル
プログラムを書いていると、どうやっても上手くプログラムが作れなかったり、時間がかかりすぎてしまったりといったことが必ず起こります。これは初心者だろうと上級者だろうと同じです。
プログラミングで問題が起きたときに別のやり方に変えることも大切なスキルです。
たとえば、次のような選択肢があります。
- 先輩や同僚に相談して根本解決する。手伝ってもらう。
- 今やっている方法はあきらめ、別の方法で同じことができないかと考えてみる
- 自分の分かる範囲で仮の状態で作っておき、後回しにする
プログラムの書き方は1つではなく、数え切れないほどのパターンがあります。なので、今やっている方法に固執せず、別のやり方に変えてもOKなんです。別のやり方が思い浮かばなければ、ネットで検索して先人の知恵を借りる手や、同僚や先輩に相談するという手があります。
「後回しにする」は時間が限られた開発現場では、よく行われます。「いつかは解決しないといけないのに後回しでいいの?」という疑問があるかもしれませんが、できるところを着実に取り組んでいくというスタイルで進めると結果的に開発するペースが上がります。
プログラムの設計スキル
プログラマーは、ずっとキーボードを叩いてプログラムを書いているイメージがありますが、それだけではありません。
「プログラム設計」というのですが、プログラム全体をどうやって組み立てるのか、構成や作り方も考えます。
プログラムの設計というと大きなテーマになってしまうので、専門的な知識までは求められません。ですが、エンジニアとして転職を希望するなら、せめて自分が担当する部分のプログラム設計ぐらいはできるとよいですね。
具体的には、フローチャートを書けるようにしておきましょう。フローチャートは、プログラムの処理の流れを図で表したものです。フローチャートを作ってからプログラムを書く、という訓練をしてみましょう。

何か難しそうね・・

大丈夫!フローチャートは、小学生のプログラミング教育で学ぶ内容だから、すぐ理解できるよ!
チーム開発のスキル
IT業界に転職し、実際にプログラム開発するときは、1人ではなくチームで開発することがほとんどです。チーム開発ではGitというバージョン管理ツールを使ったり、作業分担して1つのアプリケーションを開発していきます。
このように、Gitを使ったチーム開発の経験があると、転職に有利にもなりますし、実際の開発プロジェクトにもスムーズに参加できます。

みんなでプログラムを作るんだったら、自分にも何とかできるかも!

実案件だと、メンバーのスキルに合わせて作業を分担していくんだ。高度なスキルがなくても、プログラミング基礎がしっかりしていれば参加できるよ!
ITの基礎知識
IT業界では、コンピュータやサーバー、基礎理論について一定の知識を持っていることが前提で成り立っています。
IT用語が分からなければ、仮に転職できたとしても仕事の内容が理解できず、後で苦労することになります。
ITの基礎知識は、業種やプログラム言語に関係なく必要になるので、ぜひ身に付けておきたいですね。
技術をアピールするスキル
最後のスキルは、技術をアピールするスキルです。
スキルがあるのに、それを転職やフリーランス活動で効果的にアピールできなければ、もったいないことです。
「Rubyを3か月間勉強しました」というだけでは、独学で本を読んで知識をつけただけの人なのか、それともスクールでプログラミング基礎からチーム開発まで経験した人なのかは、採用担当者に伝わりませんよね。
これまで説明してきたように、プログラマーに必要なスキルはプログラミングスキルだけではありません。周辺のスキルも身に付けて、技術をアピールしましょう!
プログラマーに必要なスキルの身に付け方
以上、プログラマーになるために必要な7つのスキルを紹介しました。
繰り返しになりますが、プログラミングができればプログラマーに転職できるわけではないということです。課題を解決する方法、チームワーク、コミュニケーション、IT基礎知識などもエンジニアには必要になってくるのです。
「7つのスキルなんて無理!」と思った人もいると思います。では、どのようにスキルをつけていけばいいでしょうか?
1つ目のポイントは、少しずつスキルを身に付けてしていくこと。たとえば、プログラミング言語の知識と、IT基礎知識を並行して進め、問題に対処するスキルを身に付けていく、といった感じです。
2つ目のポイントは独学に頼りすぎないこと。プログラミングスクールDMM WEBCAMPだと、7つのスキルが学べる環境が整っているので、短期間でプログラマーに必要なスキルが身に付きます。
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